【歩みを止めるな】コロナ禍による雇止め若年者再雇用支援中間報告

年明け早々に襲ってきた新型コロナウイルス禍に向かってニート支援を行っている私たちに何ができるのか…スタッフで相談した結果、解雇、雇止めにあった若年者の「ニート化防止」に思い当たりました。

若者サポートステーションが支援と受援を同時進行できる「準スタッフ」として3ヶ月間の雇用を実施する…厚生労働省・東京労働局の委託費予算の内、計上した人件費枠を充てることによって、痛みを伴うものの「ニート化防止」の役割を果たすべきと判断しました。

6月の募集から2名を採用。雇用から1ヶ月が経過し、従事するスタッフに思いを書いてもらいました。

 

多摩若者サポートステーション 歩みを止めない若者 再就職支援

 

(2020年8月13日)

谷口 正宜

振り返り(感想)

 

私が多摩若者サポートステーションに応募したのは、コロナ問題により以前務めていたホテルで働く時間を制限され、兄から再就職支援をしているこちらの法人を紹介されたのがきっかけです。

紹介された頃は生活困窮者の自立支援があることも詳しく知らなかったのですが、昔から人をサポートする仕事に興味があり、住んでいる家が調布だったので比較的近い八王子のサポートステーションで仕事をしたいと思い説明会への登録をしました。

説明会で話を伺うとサポートステーションでは若者の就労相談や各種セミナー、職場見学や実習、保護者や外国籍の方のサポート等、様々な事をしているとのことでした。

また、もし7月からサポートステーションでの勤務をしたい場合だと八王子は既に雇用者を決めてしまった為、福生市にある多摩若者サポートステーションへの面接を勧めてもらいました。

説明会の話を聞いて漠然と人の役に立てる仕事だと思えたので、面接を決め多摩若者サポートステーションに伺いました。面接を担当してくださったスタッフの方に良い印象を持ってもらうことが出来、採用が決まりました。面接では就労支援ではなく就労準備支援だという話を聞き、一般的な就労支援でハローワークがやっているような仕事紹介をする場ではなく、社会から距離の空いた人の就労準備の場だという事を教えられ、自分がそういった人の役に立つにはどうサポートをすればいいのか、自分の経験がとても不足していることを改めて感じました。

多摩若者サポートステーションに配属されてからスタッフの方に色々な経験や事例を教えていただき、何年もかけて1人1人のことをサポートしてスタッフ全員が1人のことを想っていることを知りました。

また、サポートステーションの特色としてフォローアップがあり就職が決まった後のことを考え、就職後の悩み相談や就職後上手くいかず仕事を辞められた人にもスタッフが居場所となり寄り添って支えていく姿勢にとても感銘を受けました。

短い間に実習先への挨拶同行や各種セミナーへの参加、講演会などにも同行し様々な経験をさせていただきました。多摩若者サポートステーションでの勤務は3か月間の契約での勤務なので、今はまだ人に教えられる技術や知識が不足していますが、今後も人に寄り添ってサポートできる仕事をしていきたいと思います。