【自立まであと1歩】就活(済)→仕事(済)→一人暮らし=卒寮(予定)

11月に仕事が決まって働き始めた寮生2名に就活や仕事について話を聞きました。

 

 

【入寮しておおよそ2年。30代前半A君の場合 】

 

Q:就職活動で大変だったことは?

A:書類が通らないこと。これまでにバイト経験3年しかないので、仕方がなかったとは思う。数えていないが、毎週数十社受けたが、面接に進めたのは片手ほど。応募用のGmail アドレスの名前がハンドルネームのままだったことに後々気づき、それもダメだった要因ではないかと思っている(苦笑)。

 

Q:これまでの就活状況を教えて。

A:2020 年12月にIT系の職業訓練校を卒業後、訓練校の繋がりでアルバイトを紹介されたが、アルバイトだったことと、エンジニアになりたい希望を捨てきれず断ったことも。マイナビやリクナビで求職活動したが、なかなかやりたい仕事に出会えなかった。

 2021年3月、紹介された職場で1か月アルバイトとして働いたが、先には繋がらず。その後も派遣会社の企業交流会に参加したりしたが、関心のある企業からのオファーはなく、業界の闇ばかりが目につくようになった。

 昨夏 、 スタッフと面談した際、フロントエンジニアに拘らず、少し方向性を広げて就活していこうと言われ、自分なりに考えたところ、SEもありだなと思い、スタッフに情報提供してもらった東京都の雇用創出安定化支援事業を9月から利用。

 5社程見学・面接へ行き、そのうちの1社で1か月のトライアル雇用を開始した。

 

Q:その会社に行ってみようと思ったきっかけは?

A:SE という観点で見れば少しかけ離れてはいたが、面接の際、入社したらやってほしいリストを提示してくれた。それを知った担当エージェントから「 30 歳になって開発の仕事を最初からやってみるのもひとつだが、環境のいい会社で愛着を持って働くというのもひとつですよ」と言われた。

 仕事内容だけみれば他の会社の選択肢もあり、やりたかったフロントエンジニアの業務もあった。親身になって話を聞いてくれる社長さんもいた。が、ふと、これまでやりたいことで探してきたけど、この会社は直感でいいなと思ったのがきっかけ。

 

Q:採用はどのようにして決まったの?

A:トライアル期間中も「仕事どう?」と社員の方に声をかけてもらった。そろそろ期間満了という頃に一次面接と役員面接を受けた。一次面接は普段一緒に働いている上長とだったがとにかく緊張した。役員面談は冒頭社長から「1か月働いてるから今さら面接もないけどね!」と言われ、とにかく良い雰囲気を作っていただき、初めて緊張せずに面接ができた。

 最後に何か質問は?と聞かれ、とっさに「冬のスーツの着こなし方は?」とトンチンカンな質問をしてしまったが、“モモヒキの大切さ”を伝えられ(笑)、その他色々アドバイスをいただき、おかげで温かく過ごせている。役員面談のあと、席に戻って仕事をしていたら、上長に呼ばれ「採用だから」とサラッと言われ、ダメかなと思っていたので腰を抜かしそうになった。

 

Q:働いてみてどう?

A:とにかく毎日仕事が楽しい。周囲の人にも恵まれ、よい会社に出会えたと思っている。福利厚生もしっかりしていて、長く働いていきたいと思っている。

 

 

最後に・・・

「面接だけなら落としていた。人柄と働きぶりを見たから採用した」と聞いた。ボクは仕事を覚えるのに時間がかかるタイプだから、トライアル雇用を利用してよかった。他の寮生にもオススメしたい。今はまだ技術が追い付いていないのでヘルプデスク業務が多いが、ゆくゆくはシステム管理者を目指したい。ボクも家探ししないと・・・

 

 

 

【入寮しておよそ1年3か月 。 30代後半М君の場合 】

 

Q:就活で大変だったことは?

A:書類選考で何度もダメだったこと。年齢やブランクのせいかな。バイトがなかなか決まらず、 YSC の実習先でバイトをしながら、フルタイムへの転職活動を開始。複数社応募するのは乗り気ではなかったが、スタッフに促され3社同時に応募。1番最初に返事をいただいた会社が今の職場。

 

Q:この会社に応募した理由は?

A:YSC でやってきた作業で馴染みがあり、仕事のイメージが持てた。面接をしてくれた社長さんの印象がとてもよかった。

 

Q:働いてみてどう?

A:入ってみたら多少イメージと違ったけど、当初の印象のまま。働き始めて2週間。毎日違う作業で、覚えることがたくさんあるので大変だけど、走り書き用と整理(覚える)用、2種類のメモ作っている。寮に戻ると走り書き用のメモを見ながら整理し直している。自分の字が読めないこともある(笑)
 職場の昼休みや休憩時間は他の職員の人と雑談をして過ごしている。フォークリフトの免許を持っていたので今後生かせたらなと思う。

 

 

最後に・・・

 職場は全体的に年齢層も高く、パートの人もフルタイムの人も比較的長く働いている人が多いので、自分も頑張らないとな~と思っている。YSCのエコ作業でやっているペットボトルの仕分け作業。職場はそのペットボトルを回収しリサイクルする所。職場の人に「YSCのペットボトルは本当にキレイな状態で分別されていて、俺たちの仕事はほとんどない」と言われとても誇らしい。そして週2日、職場に分別したペットボトルをトラックで捨てに来るYSCのスタッフに会えるのを実は結構楽しみにしているんです。

 3月末には卒寮なので今 、 家を探し中です。