【SNSトラブル防止動画コンテスト出品作品】映像コンペに挑戦しました!

 11月の訓練生のグループワークでは、東京都都民安全推進本部主催の「SNSトラブル防止動画コンテスト」に応募する30秒の映像作品を作成しました。

 自主制作動画を作るというのは過去にも何度かありましたが、訓練生主体でコンテストに応募する作品を作るというのは初めての試みです。

 

 

 作品を作るにあたり、まずは応募テーマ「SNSを使うときに気を付けたいこと」について企画検討を行います。

 どういったSNSトラブルを題材にし、どう表現するのか、さまざまな意見が出る中で最年少訓練生の提案「SNSに投稿した写真で住んでいる場所を特定されてしまいトラブルに巻き込まれる」というプロットを採用。

 

 プロットを基に次は絵コンテ作り。

 絵コンテは映像の設計図とも言えるもので、どんな芝居をするのか、カメラワークはどうするのか、それぞれのカットは何秒くらいになるのか等それぞれのカットの構成を絵で表現していきます。

 訓練生それぞれが絵コンテを描き、「このシーンはこういう表現をしたい。」「編集作業でこういう表現ができる」など表現方法について話し合いをし、最終的にはみんなの描いたカットの良いところの切り貼りをして一つの絵コンテを完成させました。

 

 ここからは監督、キャスト、カメラマン、AD、編集と役割分担をして進行していきます。

 絵コンテをもとにAD組は撮影場所のセッティングや小道具の用意、どのシーンで何が撮影に必要なのかを記した香盤表の作成。

 監督・カメラマン・編集は実際の演技が想定通りのカメラフレームや尺に収まるのかカメラリハーサルをおこない、仮素材での編集をしていきます。

 

 リハーサルを進めていくと絵コンテ作成時の想定では分からなかった課題が表面化します。特に今回は初の映像制作でもあり、絵コンテはほぼ切り直しといってもいいほどの調整が必要となりました。

 仮編集動画を何度も確認し、カットの尺調整だけではどうにもならない部分については演技の変更やカットの取捨選択をおこないました。

 

 ここまでの準備をして臨んだこともあり、本番の撮影はアッという間に終了。あとは本編集を残すのみ。

 編集作業は映像を単純に切り貼りするだけではなく、演出によってカット繋ぎのテンポがスムーズに見えるようにフレーム単位で調整したり、別素材との合成や画面にエフェクトを掛けたりします。

 この作業は編集担当を中心に全員でラッシュチェックを何度も行い、応募締め切り前日の夜まで何度も微調整を繰り返しました。

 たった30秒の作品ですが、完成までに約3週間かかりました。紆余曲折あり途中で諦めそうになったときもありましたが、なんとか完成・応募をすることができました。

 

 今回、映像制作をカリキュラムに取り入れたのには二つの理由があります。

 ひとつはチームで協力して目的達成をするという経験をさせたかったということ。もうひとつは、価値観が多様化した現代において自己と他者が折り合いをつけ生きていくためには、「主張と受容、表現力と社会性」というコミュニケーション能力が必要だと改めて感じたためです。

 個人が情報を発信し様々なコンテンツで自己表現をする時代となり、その傾向はますます強くなっていくでしょう。「SNSトラブル防止動画コンテスト」という題材も、新しいコミュニケーションの方法を考えるという意味でとても有意義なテーマだと感じました。彼らがこの経験から何か感じられたのであれば幸いです。

 

 

以下にシーン別に大まかな内容を紹介します。

 

 

シーン1 (女性自宅) スマホを操作する女性

  →SNSの投稿をしようとしている

 

 

 

シーン2 (自宅玄関) 出かけようとしている女性

  →友達の家へ向かうことを写真付きで投稿

 

 

 

シーン3 (怪しい男の家) 女性のSNS投稿を見てにやっと笑う。

  →女性の投稿した画像には自宅が映っている。

 

 

 

シーン4 (女性自宅前) 怪しい男が投稿写真をもとに女性自宅を特定。

  →女性宅を見上げる。

 

 

 

シーン5 キャッチコピー

  →『SNS 誰が見てるか わからない』